・ マイツール便利技
ダミーデータ不要の使い方

佐藤 雅栄 [Venlic/桑名マイツールユーザー会]

  前回は、「TM」などで縦横集計するとき、ダミーデー タを使って項目発生順を自在にコントロールする事例を 紹介したが、そのダミー不要のコマンドが、現存してい るにも関わらず、残念ながらほとんど知られていないので、 あえて今回は、そのコマンド、「UPM」を紹介してみたい。

1.意外に知られていない「UPM」コマンドとは?

(表1)をオモテ画面に、(表2)をウラ画面に置いて

UPM [実行][実行][実行]

2 [実行] 3 [実行] 4 [実行] 2 [実行] 1 [実行]


表1
(表@)前回と同じデータでやってみる


表2
(表A)この縦横表は、事前に準備しておく


「UPD」コマンドと比較すると、縦横表 とデータ表の置 き方が逆なので、最初は少し戸惑ってしまうが、慣れれ ば十分に集計作業で威力を発揮するコマンドのひとつ。


表2
UPM処理後の(表A)の集計結果


2.ちょっと複雑な集計表にも、簡単にすぐ対応できる

(表3)をオモテ画面に、(表4)をウラ画面に置いて

UPM [実行][実行][実行]

2 [実行] 3 [実行] 4 [実行] 4 [実行] 1 [実行]

いわゆる「Tの字型」集計表にも、簡単に対応してくれ ることがわかる。しかし、実務家の心得としては、必ず こういう場合は、他の集計方法、たとえば「TM」など で、別途に縦横集計して、常に合計をチェックする習慣 をつけることが大切である。

表3
(表B)これも、前回と同じデータでやってみる


表4
(表C)この縦横表も、事前に準備しておく


表4
UPM処理後の(表C)


集計後に、22行目をクリックしてエンターキーを押せば小計と合計を計算して、カンマも入れてくれる。

掲載マイツールデータが必要な場合は、このボタンを押すとダウンロードできます。ただし、【表4】のみ。

掲載マイツールデータ (1311 bytes)


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