マイツール便利技

ページ固定設定での書き込みと、拡張を解除する方法


MWM編集局


・RCでつないだ表の行数を減らしたのに、つないだページ数で書き込まれる

マイツールは、SETC命令の「10 ページの拡張」が「1‥固定」の状態では、画面上で扱えるデータは1ページ分だけですが、複数ページの表をRC命令で読み出すと、拡張モードにして表示することができます。
そうしてつないだ表を、必要な部分だけ残してからもう一度書き込もうとすると、つないだときのページ数が書き込み先として必要になります。
この状態で書き込みを行うと、項目行だけのページが書き込まれることがあります。

 

  RC命令で、6ページ分を縦につなぎます。

 
  複数ページを表示するため、拡張モードになり、ページ番号表示とタイトル行の文字が黄色になります。

 
DL命令で不必要な行を削除します。
ここでは条件式で、「A支店」以外の行を削除します。

 
行数を減らしたのに、ページ番号表示が、拡張状態を示す黄色のままになっています。

 
拡張状態のまま、W命令で書き込もうとすると、つないだ時と同じページ数の書き込み先が表示されます。

 
ここで[Enter]キーを押して書き込むと、502〜506ページには、項目行だけのページが書き込まれます。

 
SETC命令の「10 ページの拡張」が「1‥固定」の状態で、RC命令で複数ページを読み出すと、読み出した時のページ数で拡張状態が維持されます。そのため、書き込みを行うときに、元のページ数が必要となるわけです。
項目行だけのページが不要な場合は、BT命令を使ってページを空白にすることができますが、毎回それを行うのは面倒ですし、誤って必要なページを空白にすると、元に戻すことができません。
このとき、ページ拡張の状態を解除すると、編集した表を、必要なページ数にだけ書き込むことができます。
 
  SETC命令を実行します。

 
  「10 ページの拡張」を選択します。

 
  「2‥拡張」を選択します。

 
  [Esc]キーを押してSETC命令を終了すると、ページ拡張の状態が解除され、ページ番号表示が、1ページ分のデータであることを示す青になります。

 
  この状態で、W命令で書き込もうとすると、1ページ分の書き込み先だけが表示されます。

 
SETC命令の「10 ページの拡張」の設定を変更すると、現在のページ拡張の状態が確認されます。
そのため、画面のデータがページ拡張で表示する必要のない場合は、ページ拡張が解除されます。また、ページ拡張で表示する必要がある場合も、最適なページサイズに変更されます。

 

・補足

SETC命令の「10 ページの拡張」が、「2‥拡張」または「3‥指定拡張」の状態では、常に最適なページサイズでページ拡張が行われます。そのため、ページ番号表示が黄色の状態でも、書き込み先に必要なページ数が1ページしか表示されない場合もあります。
SETC命令について詳しくは、「命令辞典」をご覧ください。

 


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